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注文住宅の収納の決め方|施工管理が「後悔しない量・場所・適正率」を解説【保存版】

注文住宅の収納はどれくらい必要?施工管理8年・二級建築士の森田が、収納率の目安、場所別の決め方、よくある後悔、打ち合わせで確認すべき点を目安付きで解説。複数社の間取り提案を比べるコツも紹介します。

森田 健 二級建築士 監修

ゼネコン施工管理8年|二級建築士

・ 読了 約12分

📢 PR / アフィリエイト広告を含みます 本記事のリンクの一部はアフィリエイト広告です。報酬の有無で評価は動かしていません。ゼネコンで施工管理を8年経験し、現場で図面・数量・原価を突き合わせてきた二級建築士(独学で学科・製図とも一発合格)・森田 健が、施主目線も交えて書いています。

注文住宅で住んでから後悔する筆頭が「収納」です。間取りの打ち合わせでは部屋の広さやキッチンの色には熱が入るのに、収納は「とりあえず付けておく」で済ませてしまい、住み始めてから足りない・使いにくいと気づく――これが本当に多いパターンです。

ぶっちゃけ、収納の後悔は「量」だけでなく「場所」と「サイズ」を詰めなかったことが原因です。クローゼットの数を増やしても、しまいたい物がある場所と離れていれば使われません。

私はゼネコンの施工管理として、現場で図面と実際の住まいを8年間突き合わせてきました。図面上は十分に見える収納が、家具と生活動線を重ねるとまるで足りない――そんなケースを何度も見てきました。だからこそ言えます。収納は「面積」ではなく「何を・どこに・どれだけ」から逆算するのが正解です。

この記事では、あなたが今いちばん知りたいはずの疑問を、先にすべて並べておきます。

  • 収納はどれくらいの広さ(収納率)が必要なの?
  • 場所ごとに、何をどう決めればいいの?
  • よくある収納の後悔・失敗例は?
  • 打ち合わせのとき、収納の何を確認すればいいの?
  • 収納で失敗しないために、どう進めて誰と比べればいい?

これらを、量の目安・場所別の決め方・後悔例の3つの軸で、現場で図面を見てきた目線から一つずつ解消していきます。読み終わるころには、わが家に必要な収納の考え方と、打ち合わせで詰めるべきポイントがはっきりするはずです。

📌 結論(先に書きます)

  • 収納は「量」より「何を・どこに・どれだけ」から逆算するのが後悔しないコツ
  • 収納率の目安は延床面積の12〜15%前後(あくまで一例)
  • 後悔が多いのは玄関・キッチン・各部屋のクローゼット・階段下
  • 打ち合わせではしまう物のサイズと量を具体的に伝えて図面に落とす
  • 収納の取り方は会社で差が出るので同じ条件で複数社の間取り提案を比べる

注文住宅の収納はどれくらい必要?収納率の目安

まず気になるのが「収納はどれくらいの広さが必要か」だと思います。一つの目安として使われるのが「収納率」です。

収納率とは、延床面積に占める収納スペースの割合のことです。一般的には延床面積の12〜15%前後が一つの目安とされますが、これはあくまで一例で、家族構成や持ち物の量によって最適値は変わります。

イメージしやすいよう、収納率ごとのおおまかな傾向を表にします。

収納率(目安)傾向向いている家庭の一例
約10%以下やや不足しやすい物が少なくミニマルに暮らす世帯
約12〜15%標準的な目安一般的な持ち物量の世帯
約15%以上余裕がある物が多い・在宅勤務・趣味が多い世帯

※数値はあくまで一般的な目安です。実際に必要な収納量は持ち物の量・暮らし方で大きく変わります。

表のとおり、収納率はあくまで「目安」であって、絶対の正解ではありません。大事なのは数字を満たすことより、「今ある物・これから増える物」が無理なく収まるかどうかです。

現場目線で一つ補足すると、収納率を上げすぎて居室が狭くなるのも後悔のもとです。収納は床面積を使うため、増やせば居室や予算を圧迫します。だからこそ「何をしまうか」から逆算して、必要な場所に必要なだけ配置する考え方が大切です。予算とのバランスは注文住宅の予算の決め方|年収から無理のない総額を逆算するもあわせて確認してください。

場所別|収納の決め方

収納は「家全体で何%」だけで考えると失敗します。場所ごとに「そこで使う物をそこにしまう」のが基本だからです。場所別の考え方を整理します。

玄関(シューズクローク)

玄関は靴だけでなくベビーカー・傘・アウトドア用品・宅配の一時置きまで集まる場所です。靴の数だけで決めると、住み始めてから物があふれます。家族の人数×靴の平均数に加え、外で使う物の置き場まで想定してください。

キッチン・パントリー

食材ストック・調理家電・飲料の買い置きなど、キッチンは「見せない収納」の需要が大きい場所です。パントリー(食品庫)を1畳でも確保すると、後の満足度が大きく変わります。

各部屋のクローゼット

衣類は「掛ける」「畳む」「しまう」の比率で必要な形が変わります。ハンガーパイプの長さ、棚の高さ、引き出しの数まで詰めると、デッドスペースが減ります。

洗面・脱衣・ランドリー

タオル・着替え・洗剤ストックなど、水回りは意外と収納が足りなくなりやすい場所です。家事動線上に収納をまとめると、片付けの手間が減ります。

階段下・廊下・小屋裏

デッドスペースを収納に変えられるのが注文住宅の強みです。階段下や小屋裏は掃除用具・季節物・趣味の道具の置き場として有効ですが、出し入れのしやすさも併せて考えてください。

場所別に「しまう物」を書き出してから図面に落とすと、収納の過不足がぐっと減ります。

注文住宅の収納でよくある後悔・失敗例

次に、住んでから「やってしまった」と感じやすい収納の後悔を、現場で見てきた範囲で整理します。先に知っておくだけで、打ち合わせでの確認漏れが減ります。

後悔の内容起きやすい原因防ぎ方の一例
玄関収納が足りない靴の数だけで設計した傘・ベビーカー・外用品まで想定する
奥行きが深すぎて使えない「広い=便利」と思ったしまう物に合わせて奥行きを決める
コンセントが収納内にない電気図を別で詰めなかった掃除機・家電を置く収納に電源を確保
パントリーを作らなかったキッチン本体の収納で足りると考えた食品・家電のストック量を見積もる
収納を増やして居室が狭い収納率の数字だけ追った「何をしまうか」から逆算する

※あくまで一般的な傾向の一例です。

表のとおり、後悔は「量」より「サイズ・位置・使い勝手」で起きやすいです。とくに収納内のコンセントは電気図(コンセント・照明の図面)で見落としやすく、掃除機の充電やルーターの置き場で困る人が多いです。コンセントの詰め方は注文住宅のコンセント・照明の打ち合わせ|後悔しない位置と数の決め方で詳しく解説しています。

現場目線でもう一つ。「奥行きが深すぎる収納」は意外な落とし穴です。奥行きがあると物を二重に置いてしまい、奥の物が死蔵されます。しまう物に合った奥行きにすることが、使える収納の条件です。

打ち合わせで収納の何を確認するか|チェックリスト

収納は打ち合わせの詰め方で仕上がりが大きく変わります。設計の打ち合わせで確認したいポイントをチェックリストにします。

  • 各場所で「何を・どれだけ」しまうかを書き出して伝えたか
  • クローゼットの奥行き・棚の高さ・パイプの長さを確認したか
  • 玄関収納に靴以外(傘・外用品)の置き場があるか
  • パントリーの有無と広さを検討したか
  • 掃除機・家電を置く収納にコンセントがあるか
  • 水回り(洗面・脱衣)の収納が動線上にあるか
  • 階段下・小屋裏などデッドスペースを活用できているか
  • 収納を増やしすぎて居室が狭くなっていないか

このチェックリストを打ち合わせ前に埋めておくと、設計者に要望が具体的に伝わり、図面の精度が上がります。打ち合わせ全体の進め方は注文住宅の打ち合わせ回数は何回?契約前・契約後で決めることも参考にしてください。

収納の取り方は会社で差が出る|複数社で比べる

最後に大事なことを一つ。同じ要望でも、収納の取り方は会社ごとに大きく差が出ます。階段下や小屋裏をうまく収納に変える会社もあれば、収納が手薄なプランを出す会社もあります。

理由は、収納は「設計者のアイデアと提案力」が出やすい部分だからです。デッドスペースの活用、動線上への収納配置、奥行きの工夫――こうした発想は1社の提案だけでは比べようがありません。

だからこそ、同じ要望・同じ土地で複数社のプランを並べることをおすすめします。複数社を見比べて初めて、「わが家に合う収納の取り方」が見えてきます。その候補集めには、希望に合う会社を無料で紹介してもらえるイエタテ相談カウンターが使えます。

💬 一括資料請求は「契約」ではありません。届いたプラン例を見比べて、わが家に合う収納の考え方をつかむ材料に使い、気が進まなければそのまま検討をやめて大丈夫です。

注文住宅の収納でよくある質問

収納の決め方について、よく聞かれる質問に答えます。

収納率はどれくらいが目安ですか?

一つの目安として延床面積の12〜15%前後とされますが、これはあくまで一例です。物が多い世帯はもっと必要ですし、ミニマルに暮らすなら少なくても足ります。数字を満たすことより、「今ある物・これから増える物」が無理なく収まるかで判断してください。

収納は多ければ多いほどいいですか?

いいえ。増やしすぎると居室が狭くなり、予算も上がります。収納は床面積を使うため、増やした分だけ別の場所が削られます。「何を・どこに・どれだけ」から逆算し、必要な場所に必要なだけ配置するのが正解です。

クローゼットの奥行きはどれくらいがいいですか?

しまう物に合わせて決めてください。奥行きが深すぎると物を二重に置いてしまい、奥が死蔵されます。衣類なら一般的な目安として60cm前後(あくまで一例)が使いやすいとされますが、しまう物のサイズを基準に設計者と詰めるのが確実です。

パントリーは必要ですか?

絶対ではありませんが、食材ストックや調理家電が多い家庭では満足度が高い傾向です。1畳ほどでも確保すると、キッチン周りがすっきりします。スペースと予算のバランスで判断してください。

まず何から始めればいいですか?

各場所で「何をしまうか」を書き出すことが最優先です。リストがあれば設計者に要望が具体的に伝わり、収納の過不足が減ります。そのうえで、同じ条件で複数社のプランを取り寄せ、収納の取り方を比べてください。

まとめ|収納は「何を・どこに・どれだけ」から逆算する

注文住宅の収納でいちばん大事なのは、「量」ではなく「何を・どこに・どれだけ」から逆算することです。収納率の数字を満たすことより、しまいたい物が使いやすい場所に無理なく収まるかどうかが満足度を左右します。

後悔が多いのは玄関・キッチン・各部屋のクローゼット・水回りで、原因は量より「サイズ・位置・使い勝手」にあります。打ち合わせでは各場所のしまう物を書き出し、奥行き・棚の高さ・収納内のコンセントまで詰めてください。

そして、収納の取り方は会社の提案力で差が出ます。最初の一歩は「しまう物を書き出し、同じ条件で複数社のプランを比べる」ことです。その候補集めには、希望に合う会社を無料で紹介してもらえるイエタテ相談カウンターが使えます。

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